ロジック派とは?

うおみんからの転載です。


ロジック派というのは何なのか、というところに焦点を当てます。
ロジック派は「うまくロジックを組むことが出来る」ということだろうと考えています。
「ロジックをうまく組む」為に必要なものは何か。

その前に「ロジックをうまく組む」ということを定義しなければなりません。
「ロジックをうまく組む」とは、どういうことなのか、ということです。
ここで言う「ロジック」とは「パスロジックに合致した配役」のことを指すと思われます。
要するに「推理の結果」のことです。
この「推理の結果」が、ある程度論理的に裏打ちされていないといけないようです。

単に「推理の結果」であると、組み立てる前に不平等が発生します。
なので、ロジック派を定義する前に前提を与えなければなりません。
例えば、部屋の中で狂人自殺されたAさんとずっと平和な部屋にいたBさんでは情報量が異なります。
Aさんは1人の狂人を知っていることになり、情報量が多いと言えます。
逆に、Bさんはその分情報量が少ないと言えます。
(情報をもった代償として容疑者になるわけですが。)

この情報量が同じであるという前提の元で、「論理的に推理を組み立てられる」人をロジック派と呼べるかも知れません。



が、このロジック派の定義は相当曖昧と言えます。
つまり、「うまくロジックを組む」過程において、「論理的とはどういうことか」というポイントが欠落しています。

「論理」とは↓のような意味です。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E8%AB%96%E7%90%86&stype=0&dtype=0
ここでは1番の意味が妥当かなと思います。
つまり、「筋道を立てて考えること」になります。

ところが、人狼において筋道を考えるときに1つの大きな障害があります。
それは推理の途中で「仮定」を立てなければならないと言うことです。
例えば、Fさんが死亡していたとします。
このとき「Fさんは狂人である」ということを、立証することはほぼ不可能です。
(配役が固定していて、且つごく限られた展開においては立証可能な場合もありますが)
従って、「Fさんが狂人である」ということは、どこまでいっても仮定でしかありません。

この「仮定」と「事実」を分けて考えられる人がロジック派なのだろうと思います。
上の例で言えば、
・Fさんが「死んだこと」は「事実」
・Fさんが「噛んだこと」あるいは「自殺したこと」あるいは「カウンターされたこと」は「仮定」
となります。

こんな簡単なことなら誰でもできるだろうと思いますが、
事件の数が多くなってくると、仮定も当然多くなります。
そうすると、仮定をある程度固定しなければ考えなければならないパターンが多くなるため、
仮定と事実をごっちゃに考えてしまう可能性が高くなります。
仮定を仮定として、最終的に矛盾のない結果に結びつけることがロジック派なのだろうと思います。





※例においてアルファベットが飛んでいますが、文章を途中で消したのではなく意図的に飛ばしています。
また、例に登場したアルファベットは特定の人物を指すものかどうかは分かりません。