ロジックとは何か。

ロジック派と呼ばれる人が居ます。
これは何なのでしょうか。
推理や説得の際にロジックを持ち出してくる人のことなのだそうです。
僕もこれに当てはまるのかな。


ロジックとは即ち論理のこと。
論理とは、原因と結果を結びつけるものだと思います。
結果(事件や投票)から、原因(配役)を結びつけるというのが、主なロジックの使用方法になるでしょうか。


しかし、ロジック派と呼ばれない人達も、この行動は行っています。
結果から原因を推測し、それに基づいて投票を行っています。
つまり、ロジックを使っているはずなのです。


しかし、ロジック派と呼ばれる人と呼ばれない人の2種類が存在します。
これは何に起因するのでしょうか。

  • ロジック派と呼ばれる人は、そのロジックに客観性を持っている人だと思います。
    • つまり、自分の視点以外でも納得できる理由を持ち出せるかどうかを重視します
  • ロジック派と呼ばれない人は、自分のみのロジックを持っている人だと思います。
    • つまり、自分が納得すれば、自分が思ったそのとおりに人を説得します



人狼は推理と説得のゲームだと言われます。
説得に際して、「客観性」というのは重要視されます。
つまり誰の目から見ても納得できるということです。
この点では、科学の論法と似ています。


ところが、人狼に参加する人数はせいぜい十数名程度で、重要な局面においては数名のみが生き残っています。
「客観性」というにはあまりにも少なすぎる人数です。
「客観」=「主観の集合」ですので、主観の担い手が少ない場合、客観性の重要性が薄れてきます。
つまり、ロジック派の強みである「客観性」の重要性が失われます。
また、「客観性」に固執しすぎると、「主観の欠如」という人間性を疑われる結果になります。
自分の視点があるはずなのに、それを超越してより高い位置から鳥瞰的*1に状況を見ているという状況が発生します。
相手が客観的に見ることができれば、その状況も理解できますが、そうでない場合は「鳥瞰的に見ている」=「すべてを知っている」=「狼」という結論になりかねません。
完全にロジックが有利というわけではありません。
特に、人間を人間と見る人にとっては、全く有効ではありません。


それでも、僕が客観的ロジックに固執する理由は、それが楽しいからです。
続きはまた今度。

*1:鳥瞰的: 鳥が上空から広範囲を見下ろす様。「人間の目からは地図は想像しにくいですが、鳥の目から見れば一発です」というようなイメージ。