プレイスタイル

10人居れば10通りのプレイスタイルがあると思います。
狼を推理する場面でも、印象を大事にしたり、ロジックを大事にしたり、人それぞれだと思います。


プレイスタイルは、自分で心がける意識的な部分と自分の性格や人間性から無意識的な部分の両方から来ると思います。
例えば、役の振舞い方。
いわゆる狼臭というのは無意識な部分から来ていると思います。
が、意識的に狼っぽく振舞うことも出来ます。
会議の進め方や推理の組み立て方においてもこれは言えると思います。



自分のプレイスタイル(意識してる部分)

振舞い方

役をもらってから、初日会議スタートまでに自分の振舞い方(作戦)を考えて、その方向で動きます。
たとえそれで負けるとしても、その作戦が有効であるか有効でないかを判断するため、途中で変えることはできるだけしません。
兎に角、作戦重視です。他の人にどう思われるかなんて知ったこっちゃありません。

会議の進め方

基本的に主導権をとります。
推理を組み立てるのに必要な情報を得たいがためです。
次の「推理の組み立て方」にも関係しますが、他の人が聞くとどうしても聞いている人の聞き方によって
バイアス(偏見・偏重)がかかってしまう可能性があるので、自分で聞いておきたいのです。
それで自分に疑いの目が向けられたとしても、そうします。
よっぽど吊られそうなときは、強引に進めようとは思いませんが。

推理の組み立て方

意識的にはとにかくロジックを大事にしますが、ロジックだけではカバーできない部分も多いです。
その状況証拠として初日会議の印象を大事にします。
なぜ初日会議の印象を大事にするかというと、2日目以降と違って、全員が他の人に対して何の印象も抱いていない*1からです。
つまり、「全員が同じ土俵で発言している」ということが大事なのです。
ところが、2日目会議になると、ブロックしたとか死人を出したとか言う情報が入ります。
その情報によって当事者(ブロック部屋や死人部屋に居る人)からの印象*2だけでなく、
その当事者に対して発せられる発言にも余計なバイアスが掛かってしまいます。
したがって、当事者以外の印象も変わってしまうのです。
つまり、「死人部屋から吊ろう」とか「ブロックは狂言ぽいから狂人を減らそう」という発言は、
それを言ったプレイヤーのプレイスタイルかもしれないわけです。
そのような発言を行ったからといってその人が狼であることの状況証拠にはあまりしたくないのです。


なので、僕としては2日目以降の会議で部屋の中のことを事細やかに話す内容は意味が無いことなのです。
重要なのは、(3人部屋の場合は)ブラフがあったか、部屋の中の状況を話せるか*3、同室者の意見が食い違わないか、だけです。
特に2人部屋での死者は部屋の様子を話す必要すらないと考えています。(死因と主張する役だけで十分)


プレイスタイル その2 - AT-WORLDに続きます。

*1:全員他の人に対して何の印象もない:狼同士は別ですが、死者やブロック宣言といった、証拠といえるようなものから発生する印象のことを言っています。

*2:当事者からの印象:死者を出していたり、相互ブロックだったりした場合は、「狼かもしれない」と身構えて聞くと思います。これが自分が持つバイアスになります。そのバイアスを通して発言を見ますので、間違った判断を下しやすいです。

*3:部屋の状況を話せるか:部屋の状況を聞きたいのではなく、作り話だと話が詰まる可能性があり、それについて調べたいだけです。