3人部屋カウンター宣言
3人部屋カウンター宣言について考えてみます。
ここで考えるのは、夜の3人部屋で1人の死者が出て、翌日に生き残った2人のうち1人がカウンター宣言をする、ということです。
説明のために、次のような設定をします。
3人部屋はA,B,Cの3人で構成されている。
夜にAが死亡した。
翌朝Bが「Aが夜に襲ってきたからカウンターした」と宣言した。
なお、視点は3人部屋に居るもの以外とする。
つまり、部屋の中でカウンター宣言があったかどうかの真実は分からないものとする。
この状態で考えられる可能性は4つ。
- Aが狼、Bが祈祷師。カウンターは真実。
- Aが村人(または狂人)、Bが狼。BがAを噛み、Bがカウンター狂言をする。
- Aが村人(または狂人)、Bが狂人、Cが狼。CがAを食い、Bがそれを読み、カウンター狂言をしている。(肩代わりカウンター)
- Aが狂人、Bが狂人。Aが自殺し、Bがカウンター狂言。
このほかにも、村人が狂言をすることによって、可能性は増えます。
特に、3.の肩代わりカウンターの狂人Bの役を村側が行うと、面白いことができるかもしれません。
狼に狂人と見せるだけでなく、3.の可能性を考慮した村人によっては、うまく狼を吊ることができる可能性があるためです。
1.真カウンター
特に書くことなし。
2.噛んだ狼がカウンター狂言
せっかく、Cを容疑者にできるところを、敢えて容疑者にしないでいる。そこが味噌。
他の部屋が平和ならば、「もう1人の狼は何故噛まなかった?」ということになり、
「Cが狼ならば、噛めなかったはずだ!」という流れに持っていくことができれば、狼が有利となります。
ただ、その場合でも、用済み祈祷を吊っても両サイドイーブンなので、はっきり言って意味なし。
(それを逆手にとって、やる可能性もありますが。)
カウンター狂言をしていない狼が、3.の可能性を指摘することによってCを吊ることができるかも。
3.肩代わりカウンター
村側にとっては恐ろしい作戦。
つまり、用済み祈祷(と思われる人)を吊ったはずなのに、狼が1人も減らないという状況に陥るためです。
4.自殺を対象に狂人によるカウンター狂言
あまり意味は無いかもしれない作戦。
普通に吊っていけば、狂人が2人失われるため。
残っている別の部屋の狼が3.の可能性をちらつかせることによって、うまくCを吊れる可能性があります。
つまり、「3.肩代わりカウンター」があるために、推理が難しくなっているのです。
しかしながら、「3.肩代わりカウンター」だったとしても、カウンター宣言をしているBを吊る方法も悪くはないと思います。
∵狂人を吊ることができるためです。
ただし、2日目の投票の際のみです。中盤〜終盤では、狂人を消しても意味が無いときがありますので、正しい推理が必要です。